こんにちは!コトマーケティング協会マスターコンサルタントの橋本です。
ゴールデンウイークも終わり、これから新生活が落ち着いてくる時期ですが、我が家の中学1年の息子のために塾探しを始めました。
有名塾、聞いたことがない塾などとにかく先入観を持たず、情報収集してみました。
同じ学習塾のチラシでも各塾の特長がかなり違います。
合格実績を全面に打ち出すところ、学習メソッドをPRするところ、先生の顔と声を出し親近感をイメージさせるところなど様々です。
そんな中、私の目に飛び込んで来たのがこのチラシです。
武田塾が大きく目立っています。
さらに裏面はこんな感じです。
塾長も登場され、塾に対する思いを語っています。
見た目のインパクトはかなり強い内容になっています。
インパクトはあったのですが、私は読み進めようという気持ちにはなれませんでした。
なぜ、もっと読んでみたい!という気持ちにならなかったのか?
ここで勝手にチラシ検証をしてみたいと思います。
コトマーケティング的チラシのルールに「キャッチコピーに商品名を入れない」というものがあります。
このチラシで一番目立つキャッチコピーは「武田塾」です。
「武田塾」はまさに商品名です。「武田塾」を知らない私にとって、「武田塾」という言葉ではなかなか背中を押されないのです。
では、どんなキャッチコピーなら、「武田塾」を知らない人の背中を押すことが出来るのでしょうか?
まずはターゲット像を考えてみましょう!
・子どもの成績が上がらずに悩んでいる親
・子どもがなかなか勉強してくれなくて悩んでいる親
・子どもの上達が遅くてあせっている親
ここでコトマーケティングのキャッチコピーの作り方の5つのポイントのうちの一つ、
「ターゲットに呼びかける」を活用して、今回のチラシのキャッチコピーを考えてみました。
「子どもが自分から進んで勉強してくれたら嬉しいですよね?」
「子どもの学力向上を確実に実感したくありませんか?」
いかがでしょうか?
ターゲットである親が思わず「そうそう!」と返事をしたくなるようなキャッチコピーを意識して創ってみましょう!
少し視点を変えるだけで、ターゲットの背中を押すことが出来ます。
ぜひトライして下さい!
1968年、大阪府枚方市生まれ。
関西大学卒業後、(株)リクルート「ケイコとマナブ」事業部で企画推進営業を経て、アサヒ・ドリーム・クリエイト(株)に入社、2004年代表取締役に就任。1000社以上、リピート率90%の販促ツール製作事業の経験を生かし、2014年マーケティング企画事業を開始。商品・サービス・人・企業の真の価値を共に発見し伝える「真価発伝クリエイター」として活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。