売れるDM:見る人のキモチに寄り添う♪

売れるDM

この夏、仙台は何だかずっと雨が降っているような日々…天候や自然環境は受け入れる以外にありません、だって自分のチカラじゃどうにもできませんもんね!
こんにちは♪“東北人の商売ゴコロに火を点ける!”コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。

ときどきこういった飲食店からのDMが送られてきます。

売れるDM

7周年記念のご案内  17th Anniversary
3日間4,000円飲み放題(90分)にてサービスさせて頂きます。
ぜひご来店くださるよう心よりお待ち申し上げます。
~ボトルサービス~
11,000円→5,000円
21,000円→14,000円
(手書き文字で)
米谷さん、ご多忙かと思いますがぜひお顔を見せて下さい。

手書き文字、温もりが伝わって悪くはないのですが…


急にそんなコト言われてもぉぉぉぉおおおお……

そもそもボクは、この手のお店はほとんど全く行きません。
取引先の方に連れられて行くことがほとんどで、自分から望んで能動的に積極的に行くことはまずありません。

だからこういったDMが送られてきても、いつ行ったか、場所はどこか、どんなお店だったか、どんな人たちだったか、まして本当に行ったのかどうかすら記憶ナシ…。
お店のママに対して名刺ぐらい渡しますが、だからってこんなDMが急に送られて来ても、まず行くことはありません。

そもそも、17周年記念って、お店の行事ですよね。
ボクには全く関係ないしね。

●4,000円飲み放題なら、居酒屋では食べ物もかなり出てお腹いっぱいになる
●ボトル11,000円が5,000円に、21,000円が14,000円になるという意味が不明
●17周年と言われても、ボクがこの店に行ったのは近頃で、長い付き合いじゃない
●行くコトで嬉しいのは、ボクではなくお店の側

わざわざ行く理由が全く見当たらない…だから行かないわけです。

それがもし、こんなDMならどうでしょうか?

(キャッチコピー)
オトナには、見栄を張らねばならぬ夜もあります、もんね★

(リードコピー)
大切な方との食事や打合せの後に「じゃあもう一軒」となったとき、その人をもっと楽しませよう、楽しかったまた行こう、と思ってもらえるような、少し見栄を張れるようなお店のひとつやふたつ、必要なときもありますね、オトナですからね。
あなたにとって、そんなお店のひとつになりたい…私はそう考えています。
もちろん、少し疲れたとき、嬉しいコトがあって一人でもう一軒飲みたい気分のときなどにも来ていただける存在になれるなら、こんなに嬉しいコトはありません。
お店も丁度17年目。人に例えるなら大人への過渡期。
この機会にもう一度原点に戻り、あなたにとってお役に立てるお店であり続けられるようさらに努力して参ります。
とはいえ自分のお店のコトは自分では見えないもの。あなたにとって私たちは何が出来るのか、もっと喜んでいただくためにはさらに何をどうしたら良いのか、などを教えていただけましたら幸いです。
17周年の記念に心ばかりのサービスも準備しておりますので、この機会にぜひお立ち寄りいただけたら嬉しいです。あなたとのご縁が、さらに末長く続きますように。

そして手書き文字部分も「お顔を見せて下さい」だと売込みっぽく感じるので…「米谷さんにお会いしたい気持ちは山々ですが、お忙しいでしょうからどうぞあまりムリなさらずに…。でもお会いできたら、月まで飛んで行くほど嬉しいです」(笑)

どうですか?こうなると、イメージは全く違いますよね!!

確かに見栄を張らなきゃならないときもあるよなぁ、自分は帰りたくても「もう一軒」と言われたら断れないしなぁ、そんなときにその人を楽しませられるようなお店があったら都合は良いし自分一人でフラッと飲みに行けるお店というのも悪くない…と思ってしまいます。お客さまのお役に立ちたい、もっと喜んでほしい…というのも悪い気持ちはしません。
この手のお店のほとんどは、今回のようなDMしか送って来ませんので、そう書かれると、何だか一所懸命に自分のキモチを察してくれようとしている、寄り添ってくれている、そう思ってしまい、じゃあ一度あらためて行ってみるか…って気持ちになって来るから不思議です。
17周年はもう、ひとつのきっかけや口実でしかなくなっていますからね。

ビジネスにおけるターゲットは、全員「人」。
だからこそ伝えたい人の視点で、その人のキモチになり、その人のキモチに寄り添うコトで共感共鳴が生まれ、行動してもらうことが出来るようになるわけです。

まして自分の都合の発信になっていたり、モノのスペックや価格の訴求になっていては、モノが行きわたり、価値観が多様化し、情報が多くなっている現代社会ではなかなか選んでもらえません。

見る人のキモチに寄り添う情報発信、いつも意識してみてくださいね。

 

米谷 仁
この記事を書いた人
米谷 仁
1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。

米谷 仁

米谷 仁

1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。

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