コトマーケティング協会シニアコンサルタントの山本泰弘さん
愛知県の豊橋にある野球専門店「ヤマモトスポーツ」の社長さんです。
店舗としての実績は、スポーツ業界ではちょっと非常識なくらい頭抜けています。
普通、豊橋の店舗だったら、お客様が遠くから来たとしてもせいぜい車で1時間の範囲くらいで、
大きな店舗で品数が多かったり、安く売ってる店が多い名古屋辺りからは誰も来ない。
でも、ヤマモトスポーツには仙台からわざわざ来る人もいるのです。
売上げや益率など、他にも言い出すときりがないので、この辺にして話を戻しますね。
ヤマモトスポーツの社長の山本さんは、コトマーケティング協会のシニアコンサルタントでもあります。
「えっ!?スポーツ店の社長がコンサルタント!?」
少し違和感がある方もいるかもしれませんが本当です。
「自分の店が流行ったから、今度はコンサルで稼ごうってこと」
そう思う人もいるかもしれませんが、まったく違います。
「じゃーなんでやってるのよ!」
そこですよね^^
やっている意味は【スポーツ業界を元気にするため】です。
実は、山本さんは店舗改装の時にコトマーケティングを学びに来られました。
スグに成果が出たわけではなく、色々と試行錯誤しながら約1年後をきっかけに
売上げも利益率も大幅に伸びることになります。
そして、何よりお客様に喜ばれて仕事が楽しくなった。
必死に走ってきたので、ほっと一息ついたときに
ふと我に返り、メーカーや問屋、同業の小売店の社長など
いろいろな人と会話をしてみて気付くのです。
「あれっ!?みんな仕事が楽しそうじゃないなぁ」と。
自分自身が楽しくなって仕方がないのに、周りは楽しそうに思えない。
ここで「やったーーー俺だけだ!!」「勝ち組だ!!」と思ったのかというと
そうではなく。
『仕事を楽しく感じる人が、周りにも増えたらいいなぁ』と思われたのです。
まぁ、ちょっと変わった人です(笑)
でもこの考え方って、実は的を得ている。
業界の中の1店舗だけが繁盛していても、業界は良くなりません。
業界自体が悪くなると、いずれ自分の店舗も悪くなる。
業界自体が良くなり、一緒に楽しく仕事ができれば、もっと楽しいことができる。
と、考えたのは少しあとで、最初は単純に
「もっと楽しく仕事をする仲間を増やしたい」という動機だったと言います。
そのために、自らシニアコンサルタントになり「伝える側」へ
・最初は、何のためにするの?
・新しい商売?
・コトマーケティングの回し者?
まぁ、業界内でもいろいろなことを言われたらしい(汗)
そんな中でも自分を信じ、メーカーから問屋さん、
小売店の方々を50名近く集めての勉強会を開催したり、
※詳しくはこちらをどうぞ
https://gaea318.com/2092
わざわざ時間を取って、同業他社の相談に乗ったり、
自分がやってきたことをオープンにして共有したり。
そんなことを、もう4年以上もされています。
そして、今年は一歩前へ
コロナ禍で苦しむ業界をみんなで活性化しようということで、
メーカーから問屋さん、小売店から消費者へ
バラバラだった皆さんを「つなぐ」プロジェクトの始動です!!
これはスポーツ業界に関わらず、それぞれが役割分担でバラバラでした。
●メーカー(ミズノ・ゼット・SSKなど)
→基本的には商品をつくる役割
●問屋(SSKなども一部含む)
→商品をメーカーから集めて、小売店に卸す役割
●小売店(全国各地の専門店)
→問屋から卸された商品を陳列し販売する
すごくカンタンに言うと「つくる→届ける→売る」というそれぞれの役割分担で回っています。
よく言えば役割分担ですが、悪く言うとバラバラでつながりがないのです。
人口も伸び、野球人口も伸びている時ならまだしも、
人口も減り、野球人口も減っている中で、商品をつくり→届け→売るだけを
繰り返していては売上げは減少をたどるのみ。
何か変えていかないといけないのに、このバラバラでは何も進まない。
だからこそ、チカラを合わせて
何かひとつお客様にむかって一緒に動いてみよう!
というのが今回のプロジェクトなのです^^
もちろん「何か」は漠然としたものでなく、具体的なことです!!
メーカーの方、問屋の方、小売店の方、
こんな時だからこそチカラを合わせて動いてみよう!という方はぜひご参加ください^^
詳しくは、ヤマモトスポーツの山本泰弘さんまで
http://www.yamasp.info/
もちろん僕も一緒に動いていきます!!
各業界や、各地域でこんな動きが加速していく2021年。
どの業界がどう結束し、一緒に動きながら未来を創っていくのか楽しみで仕方がありません!
さぁコロナの先を、皆で創り出しましょう^^
コトマーケティング協会代表理事。12年で1,200社以上の会社やお店と一緒に、売上アップや集客アップについて実践を繰り返し成果を出し続ける。商店街や温泉地など、地域の活性化にも意欲的に取り組み、実績も多数。年間の講演回数は80回を超える。