こんにちは。コトマーケティング協会マスターコンサルタントの橋本です。
先日、まだオープンして3ヶ月の居酒屋を経営するオーナーから相談を受けました。『オープン当初は珍しさもあって、新規のお客様がよく来てくれたけど、最近なかなか入ってくれない。なにか出来ることはないかな~』
立地は郊外の駅近、通勤帰りのサラリーマンやOLさんが主なお客様。 新規のお客様を獲得するためには、店頭看板が貴重な広報手段になります。
そこでどんな看板を出しているのか見せてもらいました。
店頭でよく見かける看板です。
『本日のオススメ!!』の後に商品名と価格が並んでいます。
残念ながら、モノがあふれる時代の今、モノやサービスは誰も欲しがっていません。
ですから商品名の書かれた看板ではなかなか入店しようという気持ちが起きないのです。
知らないお店だったらなおさらです。
そこでコトマーケティング的『反応が上がる手書き看板』の書き方である『入店する理由を伝える』看板創りにチャレンジしました。
お客様がどんな時にお店に入りたくなるのかを徹底的に考えてみました。
オーナーと話をして、お客様にとって新しい発見に繋がることはないかを一緒に探しました。
新規集客に困り、お客様を増やそう!お客様に喜んでもらおう!と常日頃から工夫されているオーナーさん、さすがにネタはいっぱいありました。
そんなオーナーさんと一緒に創った看板がこちら。
わがまま聞きます☆
裏メニュー食べたくないですか?
自分で考えてみて下さい!料理長全力でtryします!
社長をみつけて サービスしてもらってみては?
勇気を出しておねだりしよう!
『裏メニュー』という常連さんしか知らない新しい発見に繋がる情報を教えてあげるメッセージを打ち出しました!
効果はテキメン!
新規顧客が約2倍になりました。
商品やサービスではなく、お客様が入店したくなる新しい発見を教えてあげるコトで、伝わり方が大きく変わったのです。その後はアルバイトの方が日替わりでお客様の心を動かす入店したくなるメッセージを書き、新規集客に繋げています。
ぜひ皆さんもコトマーケティング的『売れる手書き看板の視点』を参考にして、魅力的な看板創りにどんどんチャレンジして下さい!
1968年、大阪府枚方市生まれ。
関西大学卒業後、(株)リクルート「ケイコとマナブ」事業部で企画推進営業を経て、アサヒ・ドリーム・クリエイト(株)に入社、2004年代表取締役に就任。1000社以上、リピート率90%の販促ツール製作事業の経験を生かし、2014年マーケティング企画事業を開始。商品・サービス・人・企業の真の価値を共に発見し伝える「真価発伝クリエイター」として活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。