売れるチラシ: 値段以上に大切なコトを伝えよう♪

売れるチラシ

先日、夏風邪をひいて、出張先で熱を出してしまいました。
そんなときに限って持っているのは胃薬…もちろん飲みません、だって風邪の症状に関係ないですもんね(笑)
こんにちは♪“東北人の商売ゴコロに火を点ける!”コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。

そんな中、また不思議な新聞折込チラシを見つけてしまいました…嬉しい(笑)

(おもて面)

ふすま貼替え 本日より3日間受付 午前7時より先着100名様限り
新鳥の子紙(しんとりのこし)1面1,800円のところ⇒ 1,600円 現金特価 税抜
糸入り無地1面2,200円のところ⇒ 2,000円 現金特価 税抜
●●●●では襖の張替えで諸経費は頂いておりません
Tポイントサービスはじめました 畳・襖の張替でTポイン襖トが貯まる!貯まる!

(うら面)
売れるチラシ

たたみ 裏返し1帖 2,200円のところ 2,000円 現金特価 税抜
表替(四川表)1帖 2,700円のところ 2,500円 現金特価 税抜
国産(熊本県八千代市)の畳表も5,000円より
●●●●では畳の張替えで諸経費は頂いておりません


200円安くしてくれてもオトク感ありませんからぁぁぁぁああああ!!!!

これでお客さまから注文が来るなら良いのですが、きっと反応は良くないはず…だって専門用語が多く、とってもムズカシイ…。まして、ふすま・畳を交換する必要性のない、するつもりのない人にとっては、まったく関係のない内容になっています。

「あの部屋のふすま、少し傷んでいたな…」
「そろそろ畳も替えなくちゃ…」

ココロのどこかで消極的にそう思っている人や、その必要性に気づいていない人もたくさんいるはずなのに、そんな人たちにとってこのチラシはあまり関係ない内容です…これって本当にもったいない…

●「本日より3日間受付 午前7時より先着100名様限り」
「先着100名」という場合、並んででも絶対に手に入れたい衝動に駆られるほどとってもオトク!といったイメージですが、「先着100名だけ200円引き」って、それじゃあこのチャンスにふすま貼替えよう!…って思いません(笑)

●「新鳥の子紙」「糸入り無地」
この業界ではスタンダードな商品なのでしょうか、全くわかりません…

●「襖(畳)の張替えで諸経費は頂いておりません」
えっ、普段は諸経費って別にかかるの?この業界では常識?通常はいくら?サービスしてますよと言いたくて載せているのでしょうけど、かえってコワイ感じがしてしまいます…

●「畳・襖の張替でTポイン襖トが貯まる!貯まる!」
これはプラスアルファーの情報で、行動の直接的な動機には繋がりません。そもそもターゲットにしている人たちがTポイントカードを持っていないような気が…

お客さまは、値段さえ下げれば喜ぶのでしょうか?

価格が1円でも安い方が良い、という人に来てほしいならそれもありでしょうけど、そういう人は他にもっと安いお店が出来るとスグ移ってしまうもの。だって安い方がスキなわけですからね。

値段以上に伝えなければならない大切なことが、実はもっとたくさんあります。

もしボクがこの会社からチラシ制作を依頼されたとしたら、コトマ―ケティング的視点を取り入れて、まずはキャッチコピーと説明文をこんな風にします。

(キャッチコピー)
畳をダニの温床にせず、カビやダニ・ノミの繁殖を抑えるために、3年に一度は畳替えを!

(説明文)
畳を替えると、衛生的で見栄えが良くなるばかりじゃなく、新しい草の良い香りによるリラックス効果・断熱効果・超音効果・空気清浄効果・お子さまの集中力アップなど、さまざまな良い効果が期待できるんです♪
それにもうひとつ、畳替えを行うことで自ずと部屋の片づけが出来てしまうというメリットも!
新しい畳とキレイになるお部屋!!
目安は3年に一度!
「裏返し」「表替え」「新床取り替え」など状況に応じてそのやり方もさまざま。ぜひ一度、プロである私たちのご相談ください。専門用語で畳みかける(笑)ようなことはしませんので、ご安心を!分かりやすくご説明しながら、日本人が大好きな畳の部屋の良さを一緒に取り戻して参りましょう♪

ね!!悪い感じ、しないでしょ!

キャッチコピーには「知らないコトを教えてあげる」というコトマーケティングの手法を使いながら、見る人の興味を喚起し、値段以外の大切なコトをぜひ伝えてあげてほしいのです。

そもそも一般の人は、畳の表替えにかかる費用がいくらぐらいなのかなんて、ほとんど知りません。それなのに200円引くと言われても、それがオトクなのかどうなのか、全然判断できません。だから注文しよう、とは思わないわけです。

値段よりも、知りたいのは『畳を替えるとどんな良いコトがあるのか』『どんな「不」(不便・不満・不都合などのマイナス要素)を解消できるコトがあるのか』

畳のヘリが擦り切れていたり、湿っぽかったり、何だかカユイ感じがしたり…そんなうすうす自覚症状から目をそむけている人に対して、畳を替えるメリットを伝えることで気づいてもらい「一度相談してみよう」「一度見積りを取ってみよう」と行動につなげていくわけです。

値段以上に大切なこと…それはもっとお客さまに役に立つ情報だったり、お客さまの問題や悩みを解決できるノウハウです。あなたのお店や会社の中になる、お客さまが知りたい情報を販促ツールに乗せて、シッカリ伝えてあげてください。反応は、きっとこれまでにないほど良くなってきますよ♪

 

米谷 仁
この記事を書いた人
米谷 仁
1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。

米谷 仁

米谷 仁

1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。

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