一人ではとても出来そうにないことも、友だちやスタッフと一緒だと何でも出来る気がする!そんな気がして勢いで「じゃあボクも大盛り」と注文したけど食べきれなかった人気ラーメン店…スープに隠すように少し残してしまったのはナイショにしてください(笑)
こんにちは♪“東北人の商売ゴコロに火を点ける!”コトマーケティング・マスターコンサルタントの米谷仁です。
若い頃はどんなに食べても、飲み過ぎても全然太らなかったし、カラダはいつでも言うことを聞いてくれました。しかしさすがに50代も半ばになると、人のカラダはそうはいきません★ アチラコチラいろんなところにガタが来るし、量が食べられなくて食べすぎ飲み過ぎはかなり堪えるし、足腰は弱くなるし、お腹周りの脂肪もなかなか取れなくない…^^;
じゃあランニングでもしてみるか、スポーツジムにでも通ってみるか…ってそんなキモチになったりもしちゃいますよね。
スポーツジムといえば、先日、日経MJでこんな記事が掲載されていました。
悲恋が生んだ 結果にコミット RIZAP
元カノの減量成功もフラれ… 芽生えた再生の意思
ココに何が書いてあったかというと、RIZAPを起業したきっかけは、瀬戸健社長の原体験だったという内容でした。
もう少し詳しく書くと、身長152cm体重70kg以上あった学生時代の彼女。痩せたら絶対キレイになるはずと信じ、一緒に走ったり毎日励ましたりしながら本気になって応援し、見事に3ヶ月で50kgを切って大成功!キレイになった彼女にその後、別の男ができてフラレた…というオチも付いていましたが、そこからRIZAPがスタートしたということ内容でした。
きついトレーニングや、単調な作業の繰り返しは、誰もがイヤなもの。人は練習なんかしたくない、と思う生き物ですもんね。ツライのはイヤ、でも痩せたい、でも続かない…そんな人に寄り添いながら、一緒に結果を出していくのがRIZAPの最大の特長。
そして週2回のトレーニングより大切なのは毎日の過ごし方であり「勝負は来てない日」、だからこそ利用者とトレーナーとは常に密に連絡を取り合っているといいます。
確かにね、一人じゃ続かないけど誰かが一緒に寄り添ってくれたり、チームみんなで取り組むことで、途中で投げ出せない、頑張らざるを得ない状況になりますもんね。
RIZAPはスポーツジム、ゴルフ、英語、キッズ教室、アスリート向けトレーニングなどの横展開以外にも、他社との提携戦略も活発。好調な事業で生み出した利益で、業績不振の企業を買収し、経営体質の改善に“コミット”。参加に入ったのは7年で25社、その業績は軒並み回復しつつあるんだそうです。ただ組織を大きくするのではなく、救済型M&A。
例えば全く畑違いのアパレル関連会社。M&Aでグループ企業となったジーンズメイト。その販売が低迷していたのはお客さまにコミットしていないから。コミットとは「お客さまが求めているものを必ず提供する」と定義し、顧客の自己肯定感を高めることで、喜んでもらい、満足度を高めていこうというコトのようです。
RIZAP。ガツガツ系の儲け主義企業で、高い金額のダイエットを売っている…と勝手に思っていましたが、何だかとっても共感できますし、毎日使うカラダを改善して生活の質を上げる大切さに気づかされたりもします。
売っているのはダイエットトレーニングではなく、カラダを絞ることでそれで手に入る豊かさや健康的な生活、そして変化できたという至福の満足感。
売っていたのは、まさに「コト」だったんですね!
こんな時代に、2ヶ月30万円以上もするトレーニングが売れているのには、こんな理由がありました。
私たちは油断をすると、つい商品やサービスという「モノ」の良さを伝え「モノ」を売ろうとしてしまいます。でも人は「モノ」なんてたくさん持っているし、どれも性能は良いし、価格や安いしスグに届きます。目新しさもないし、もう「モノ」なんて欲しくありません。
ターゲットは誰なのか。
その人は、何がほしいのか、どんな悩みや課題を持っているのか。
私たちはそんな人の、どんなお役に立てるのか。
自分のビジネスについて、そんな視点から改めて見直してみましょう。お客さまをもっと喜ばせるにはどうすれば良いか。きっと、まだまだやれるコトがあるはずです♪

1961年、宮城県仙台市生まれ。
広告代理店デザイン室(東京)、印刷会社企画室(仙台)を経て独立。以降『売れるデザイン』『人が思わず反応する販促ツール』をつくるために実験を重ねる。精度をさらに高めるため、2010年有限会社感動販促研究所設立。草食系マーケティング・デザイナーとして企画、デザイン、講演、執筆、コンサルタントとして活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。