こんにちは!コトマーケティング協会マスターコンサルタントの橋本です。
先日、5年ぶりに中国に出張してきました。仕事の後、夕食を食べに連れて行ってもらったのですが、食べきれないくらいのボリュームが食卓に並びました。案の定、食べきれなくて余らせてしまったのですが、中国では全部食べ切るのは逆に失礼に当たるようで、余らせるのが文化なのだそうです。
日本で言えば、『もったいない』の一言ですが、所変われば常識は180度変わってきます。
日本の『もったいない』文化は世界でも誇れるものですが、当社でも定期的に社内オークションを企画しています。
不要になったものを集めて、大切に扱ってくれる人に回そう!という取り組みをしているのですが、毎回ゲーム性を持たせて、かなり盛り上がっています。
この『もったいない』精神をビジネスにしたのが、リサイクルビジネスですね。
店舗展開はもちろん、YahooオークションやメルカリなどのWEBサービスも進化しており、リサイクル業界も競争が激しくなっているようです。
そんな中、リサイクルショップオープンのチラシを発見しました。
しかし、リサイクルショップを利用したことがある人にとってはイメージ出来ても、利用したことがない人にとってはなかなか伝わりにくい。
調べてみると、リサイクルショップを利用したことがある人は22.8%だということです。
そして62.1%の人はリサイクルショップを利用したことがない、あるいは利用するメリットを知らないということになります。
※出展:環境庁 リユース業者の環境意識高度化事業 消費者へのアンケート調査結果より
そこでまだリサイクルショップを利用したことがない方に向けて、リサイクルショップの魅力を考えてみました。
リサイクルショップを利用する理由のベスト3はこうなっています。
1.お金が得られる
2.手続きや準備が楽
3.自分が使わなくなったものを使ってもらえて嬉しい
リサイクルショップを利用したことがない人に、利用するコトで得られる気持ちを伝えるチラシをコトマーケティング的手法『お客様の声をそのまま使う』を活用して考えてみました。
キャッチコピー
『もったいない』で心もお財布もホクホクに!
『長年愛用した思い入れのある品物を使ってもらえて嬉しい!
おまけにちょっと贅沢なランチも楽しめちゃう!!』
そんなお声をお客様から毎日いただいています。
リサイクルショップは、そんな物語が生まれる素敵な場所です。
『お客様の思い出のある商品に新しい命を吹き込む』
そんな思いで商品を買い取らせていただいています。
まずはご相談から。
お気軽にご来店下さい。
いかがですか?
リサイクルショップに縁が無かった方にとって、一度行ってみたいという気持ちが湧いてくるのではないでしょうか?
このように商品やサービスを紹介するのではなく、利用する『人の気持ちを伝える』ことで、初めての方にも魅力が伝わりやすくなります。
あなたのチラシでも、コトマーケティング的手法である『お客様の声をそのまま使う』を活用して考えてみて下さい。
きっと価値の伝わり方が変わると思います。
1968年、大阪府枚方市生まれ。
関西大学卒業後、(株)リクルート「ケイコとマナブ」事業部で企画推進営業を経て、アサヒ・ドリーム・クリエイト(株)に入社、2004年代表取締役に就任。1000社以上、リピート率90%の販促ツール製作事業の経験を生かし、2014年マーケティング企画事業を開始。商品・サービス・人・企業の真の価値を共に発見し伝える「真価発伝クリエイター」として活動し、2016年コトマーケティング協会マスターコンサルタントに。